簿記二級に独学で合格する極意
その1 仕訳をほぼ完璧にすること
・得点源ができる
仕訳を完璧にすれば第1問で満点近く取れて、第2問、第3問においてもほとんどの問題で仕訳の知識だけで半分以上の点数を取ることが可能になる
受験した153回の第3問の連結問題においても、のれん、土地償却、借入金の仕訳を理解していれば半分は取れたはず
・問題を解くスピードが速くなる
時間的にタイトな簿記二級の試験において、各問題の仕訳に時間を取られると致命的である。
仕訳を強化することでこれらを即座に対応できるようになり問題をより速く解くことができるようになる
どうやって鍛えるか?
・携帯アプリで勉強する
紙に書くよりも効率よく問題を行うことができて、隙間時間での勉強が可能
私自身はパプロフ簿記2級 商業簿記を使って勉強した。基本的な論点に関して網羅されており仕訳の強化に最適
・第1問の過去問を何回も解く
第1問の仕訳に関しては過去問と結構似通った問題が出るので過去問を完璧に仕上げることが
重要
その2 工業簿記を得意にすること
工業簿記は二級からの範囲のためとっつきにくいかもしれないが、問題は限られていて対策を立てやすい。反面、理解ができていないと一気に点数を落としてしまう可能性が高く、部分点が取りにくい問題である。
工場の仕訳、各種総合原価計算、製造間接費の配賦、直接原価計算と標準原価計算の違い、差異分析、CVP分析に関して一通り解けるようにすること
その3 何回か受験して得意問題の回を引くこと
簿記二級の試験は各回で難易度と合格率にかなりの差があること、出題論点に関しても様々である。そのため自分の得意論点が出る回や簡単な回が出るまで何回か受験する方法は、一発合格を目指さないのであれば有効な戦略である。
その4 捨て問と部分点を拾い方を覚える
過去問を一通り解いた結果思ったのは、コスパの悪い問題や全体がわからなくても部分点が取れる問題が存在することである。これらを見極めることは、時間を節約するとともに、点数を拾い合格への近道となる。
捨て問の例、第三問の損益計算書の当期純利益や法人税を求めること、これらは全ての仕訳があっていて始めて得点できるようになる問題なので普段から満点を狙うのでなければコスパが悪い問題である